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カラーコーディネーター検定試験 Club Palette Vol.50
カラーコーディネーター検定試験が新しく生まれ変わります。
ビジネスシーン、プライベートでより活用できる知識が身につく検定となりました。
スタンダードクラス、アドバンスクラスと目的に合わせて2つのレベルを選べます。
ぜひ、新たな検定にチャレンジしてみてください。
また、マテリアルコネクション東京様のインタビュー記事をはじめ、色にまつわる記事をどうぞ最後までお楽しみください。
【INDEX】検定試験日程/COLOR TALK:Topix, Color Trivia/カラーの仕事/カラーの最前線を歩く/INFORMATION:色とアート,おすすめセミナー情報/検定試験情報/プレゼント
検定試験日程


※詳細はこちら

2019年度第46回 2・3級 2019年度第47回 1・2・3級
試 験 日 2020年67日(日) 試 験 日 2020年1129日(日)
申込
登録期間
3月24日(火)~4月24日(金) 申込
登録期間
9月15日(火) ~10月16日(金)
※メルマガの後半に詳しい情報を掲載しています  ※ホームページはこちら
COLOR TALK
TOPICS:オートカラーアウォード2019
樹脂と金属の2つの素材感を融合したマツダのポリメタルグレーメタリックの2台にグランプリ

   毎年、優れたカラーデザインのモビリティ(クルマ、オートバイ)を顕彰する制度「オートカラーアウォード2019」(主催・一般社団法人 日本流行色協会)が昨年12月に開催されました。
   グランプリを受賞したのは、マツダの「MAZDA 3 Fastback とMAZDA CX-30」。「ポリメタルグレーメタリック」という名のエクステリアカラーを採用した2台です。
   カラーやデザインによるブランド戦略を行っているマツダは、ソウルレッドやマシングレーなど、こだわり抜いたカラーを開発してきましたが、これまでにない質感表現による新しいグレーを開発しました。このポリメタルグレーメタリックは、ポリ塩化ビニール、いわゆる塩ビのパイプに新しさと面白さを見いだしたということです。
   実際には樹脂のような塊に金属の輝度表現を加え、ソリッドなボディに光が当たるとハイライト部分に金属感が際立つという、「樹脂と金属が複合した」新しい質感が表現されました。青みの入った微妙なグレー、樹脂独特の艶のある「ぬめっ」とした表現など、これまで見たことのないような色みと質感に注目が集まりました。
   今回は2つの車種によりバーガンディとベージュという異なったインテリアカラーでノミネートされましたが、ともに新しいグレーと一体化した内外装のコンビネーションとして高く評価されています。
   また、今回特別賞に選出されたのが、日産自動車「DAYZ ハイウェイスター」と三菱自動車工業の「eK X」です。これらは両社の合弁企業NMKVにより共同開発されたクルマで、別々にノミネートされていましが、共通の造形でありながらカラーや質感表現によって全く違った個性をつくりだしており、企業の垣根をこえた「プロジェクトシェア」という形の成功例として、高く評価されました。
   共同開発によって生産の効率化をはかりながら、同時に独自の世界観をつくりあげたのは、まさにCMFの可能性を感じさせるものといえます。

TOPICS:オートカラーアウォード2019
樹脂と金属の2つの素材感を融合したマツダのポリメタルグレーメタリックの2台にグランプリ
Color Trivia: 色のよもやま話
フラミンゴピンク:Flamingo Pink    一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)では、毎年年末に翌年のムードを象徴する1色を「来年の色」として発表しており、この度2020年の色として、「ヒューマンレッド」を発表しました。
   色はさまざまなイメージと結びついており、流行する色は、その時期の人々の気持ちと色のイメージが密接に関わっています。選定した「2020年の色」は、2020年がどのような社会になるのか、人々がどのような気持ちでいるのかということを想定し、その“時代のムード”を1色で表現したものです。
   この鮮やかなレッドで表現される重要なキーワードは “人間”です。デジタル社会が急速に拡大し、ロボットが人間に取って代わるような未来が取りざたされる中、人間らしさへの関心が高まっています。“豊かな感情、身体の躍動感を象徴するレッド”とキャッチコピーを加えましたが、笑い、泣き、また他を思いやるといった人間ならではの豊かな感情の動きをレッドになぞらえました。
   そしてレッドは人間の生命力を象徴する血の色でもあります。2020年は東京オリンピック・パラリンピックが行われるスポーツイヤーであり、生身の人間が限界に挑戦する姿、応援する熱気などの高揚感も表現します。
   心もカラダも生き生きと躍動する、2020年はそうした人間らしさに注目します。
 
カラーの最前線を歩く vol.24
素材と真摯に向き合う 素材からインスピレーションをもらい新しいデザインの地平を見つめる
広田 彰紀 さん

マテリアルコネクション東京

代表取締役
吉川 久美子さん(左)

カスタマーリレーションシップリーダー
濱田 裕子さん(右)

多くの素材が並ぶライブラリー
スピーカー(卓上ブルーのもの)に用いられた
素材の説明をしてくださる吉川さん
CMFは、プロダクトデザインの過程においてとても重要な要素だが、色ありきで始まる素材へのアプローチだけでは十分満たされないケースもある。昨今では、サステナブル、SDG’sといったキーワードが社会通念となり、ものを創出する際にまずは「素材」そのものと真摯に向き合うことが以前より多く求められるようになってきた。素材を通じて見える新しい景色とは何か?まったく新しいデザインアプローチを求めたい。そんな多くの企業やクリエイターに素材提案を行い、諸々の問題解決に伴走し、さまざまな商品開発にユニークな手法でサポートを行っているのが、マテリアルコネクション東京だ。
ニューヨークを本拠地に世界展開しているこの会社の東京六本木にあるショールームをお訪ねして、その独自のアプローチとソリューションについて、代表取締役の吉川久美子さんと、カスタマーリレーションシップリーダーの濱田裕子さんに詳しく伺った。
Every Idea Has a Material Solution®
素材をどうものづくりに繋げていくかのソリューション・・・たいへんユニークなアプローチですね。詳しい内容をお聞かせいただけますか? 
濱田   弊社では、Every Idea Has a Material Solution®というスローガンを掲げて、クリエイターやデザイナーの方々の頭の中にあるアイディアを、実際にプロダクトとして世に出すための、素材に関するさまざまなソリューションを行っています。
デザイナーの方々は、まったくの無の状態から、何らかのマテリアル(素材)を使って形にしていかなければならないですね。どういう質感で、どんな色の商品にするか? どんな形状にするのか?それは素材次第とも言えると・・・。
濱田   はい。弊社では企業の商品開発を行っている方、クリエイターやデザイナーの方たちに対して、アイディアを実現するためのお手伝いを行っています。
   ここを訪れる方たちの中には、まだアイディアにまで具現化されていない、もやもやした想いを抱えた人も多くいらっしゃいます。そういった人が、ここを訪れ、さまざまな素材に触れることによって、創作意欲がインスパイアされ、従来にはないアイディアが湧いてくるとおっしゃいます。
世界に広く拠点を展開されているんですね。
濱田   1997年にニューヨークで活動を開始し、プロダクトや空間をつくりたいという方々に対して、このように素材の提案をずっと続けてきました。拠点はどんどん世界に広まり、東京は2013年にスタート、今年で7年目を迎えます。
マテリアルコネクションの活動の内容を教えていただけますか。
濱田   まず1つ目が、マテリアルライブラリーです。図書館のように素材がたくさん並べてあって、お客様ご自身が、ここでいろいろな素材と出会い、興味を持った素材を扱うメーカーとコンタクトを取っていただけるようになっています。
   2つ目が、素材提案のコンサルティング。商品開発などのプロジェクトが発生したときに、マテリアルコネクションの中にストックされている素材や新たに調査したものからさまざまな提案を行い、ご相談に応じています。
   3つ目は、ライブラリーに登録している素材メーカーに対するサービスで、顧客開拓の一助となるように、製品メーカーとの橋渡し役を行います。素材メーカーにとって今まで販路のなかった業界へのコンタクトを探し出し、素材の用途を新しく広げていくお手伝いをしています。
   このように、素材を知りたい、それを使って製品をつくりたい製品メーカーと、自社でつくった素材をいろいろな方に使っていただきたいという素材メーカーが出会う場所として、ご活用いただいています。
3000点もの新しい素材が並ぶ
素材のアーカイブが魅力的な
マテリアルライブラリー
濱田   マテリアルライブラリーは世界共通のサービスになっています。会員になっていただくと、いつでもいらして、自由にご覧になれます。使っていただいている業界は、建築関係、インテリア、自動車、家電、スポーツ用品、パッケージ関連、ファッションと、幅広く、職種としてもさまざまです。一番多いのは、デザイナー、そして商品開発や企画に携わる方、材料メーカーの技術の方、新しい製品を探している方など多岐にわたります。
   入会後は世界中の素材ライブラリーが自由に閲覧できるオンラインデータベースへログインすることができ、情報収拾を行っていただけるシステムが利用できます。
   月30点ほど、新しい素材を、会員の皆様に発信します。東京のライブラリーでは現在3000点ぐらい展示されています。
どんな素材がここにはありますか?
濱田   ポリマー(石油素材)が45%を占めていて、あとは自然素材が25%、そのほかに、金属、ガラス、カーボンベース、セメントベース、セラミックなどです。
   それをサンプルの形でアーカイブし、ストックしています。具体的には、スポーツ業界でよく使われている汗を吸収する素材だったり、シューズの底に使われる緩衝材、自動車の内装に使われる木目のパネルやレザーなどさまざまです。
   また、ライブラリーでは、サンプル取り寄せの代行を行ったり、貸し切りにもでき、素材に関する会合や勉強会にも利用されています。
詳しいお話、全文はこちら
 
カラーデザインのアンテナ vol.12
 
ステキな色をキャッチ![カラーデザインのアンテナ]PCCSとの出会い
私たちは色に囲まれて暮らしているからこそ、色を主体的に使いこなす力が求められる。画像はイメージで、PCCSと直接的につながりのあるものではありません。
(取材・文) 
カラーコーディネーター 桜井輝子
検定試験認定講師東京カラーズ
本コーナーでは、カラーコーディネーターの視点で気になったモノ・コトをご紹介。
カラーの知識を毎日の生活や実務の中で活かすヒントになりますように。
   2020年の幕開けとともに発売された『カラーコーディネーター検定試験®スタンダードクラス公式テキスト』は、表紙を開いてすぐの場所に「東京商工会議所カラーコーディネーター検定用カラーチャート」が掲載されています。このカラーチャートは「PCCS(日本色研配色体系)」に基づくもので、今後開催されるカラーコーディネーター検定試験®においては、主に配色に関連する設問が、PCCSに基づいて出題されることを意味しています。
   私が色彩を系統的に学び始めたのは、今から約30年前のことになりますが、PCCSは日本色彩研究所から1964年に発表されたシステムですから、当時からこのシステムを学ぶための配色カードなどが非常に充実していました。
   配色カードを毎日のように眺めているうちに、いつしか表側の色を見ただけで、裏側に印刷されているv16、ltg4などの色記号を言い当てることができるようになりました。言葉を変えれば、頭の中にPCCSのシステムがすっかり入ってしまい、必要な時にいつでも自由自在に思い出せるように なったのです。別の例えで言えば、掛け算の九九のように、一度覚えたものがいつでもパッと出てきて役に立つという状態に近く、カラーコーディネートの仕事をする上でこの上ない基盤となっています。
   人生においては時として、「あの時、あの人と出会えたことが私にとっての幸運だった」ということがありますが、今になって振り返ってみると、30年前のPCCSとの出会いが現在の基盤をつくってくれたように感じています。
INFORMATION
色とアート



ピーター・ドイグ展 Peter Doig
東京国立近代美術館

   ロマンティックかつミステリアスな風景を描くスコットランド出身のピーター・ドイグ(1959—)は、現代アートのフロントランナーとして世界的な活躍を続けています。1994年に名誉ある「ターナー賞」にノミネートされて以来、名だたる美術館で個展が開催されてきました。
   彼の作品は、ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクといった近代画家の作品の構図やモチーフ、「東京物語」や「13日の金曜日」などの映画のワンシーンや広告グラフィック、自らが暮らしたカナダやトリニダード・トバゴの風景など、多様なイメージを組み合わせて作り上げられています。
   既存のありふれたイメージと作家自身の体験とが重なり表現されたその絵画には、ピーター・ドイグ独自のどこか幻想的でもある新たな世界が広がり、私たちを魅了してやみません。見るものの目を奪う美しい色使いも魅力のひとつです。
   同世代、後継世代のアーティストに多大な影響を与え、過去の巨匠になぞらえ「画家の中の画家」と称されるピーター・ドイグ日本初の展覧会。幅3メートルを超す大型作品を含め、初期作から最新作までを観ることができる絶好の機会となっています。

おすすめセミナー情報
展覧会の鑑賞券を5組10名様にプレゼントいたします。
詳しくはプレゼント欄をご参照ください

おすすめセミナー情報
JAFCA色彩講座ベーシックコース
色の基礎知識から応用までを2日間で学べる実践的なコースです。オリジナルのカラーパレットを作るグループワークが好評です。
日 時 2020年3月17日(火)18日(水)10:00〜17:30
(開始時間が変更になることもあります)
会 場 日本流行色協会(JAFCA)会議室(千代田区神田神保町)
詳しくはこちら
 
検定試験情報

色の基本ルールを理解し、プライベートやさまざまなビジネスシーンで役立つ検定に生まれ変わりました。
スタンダードクラス、アドバンスクラスと目標に応じたレベルが選べます。

アドバンスクラス: スタンダードクラスの知識に加え、ビジネスにおける色彩の活用事例など幅広い知識を有している。
スタンダードクラス: 日常から見た色彩に関する基礎的な知識について理解している。

※アドバンスクラスからの受験、2つのクラスの併用受験も可能です。
※試験問題は新しいテキストに準拠して出題されます。新しい検定の詳細はこちら


検定試験日程

2020年度 第48回
試験日 2020年6月7日(日)
申込登録期間 【個人】3月24日(火)〜4月24日(金)
【団体】3月24日(火)〜4月22日(水)
WEB成績票
照会期間
2020年6月26日(金)〜7月28日(火)
2020年度 第49回
試験日 2020年11月29日(日)
申込登録期間 【個人】9月15日(火)〜10月16日(金)
【団体】9月15日(火)〜10月14日(水)
WEB成績票
照会期間
2020年12月18日(金)〜2021年1月22日(金)
第47回カラーコーディネーター検定試験(R) 結果発表
2019年12月1日に実施された第47回カラーコーディネーター検定試験の結果は以下のとおりです。

⇒詳細はこちら

1級の各分野の結果は以下のとおりです
  合格者数(人) 合格率(%)
1分野 36 36.7
2分野 63 38.7
3分野 51 32.9
合計 150 36.1
⇒模範解答はこちら
認定講師を活用してみませんか?

東京商工会議所では、カラーコーディネーター検定試験対策講座や、その他色彩に関わるセミナーの講師を務める実力を持ち合わせた指導者を認定しています。
ショーウインドーでの季節感の演出、商品パッケージの企画、ファッションのコーディネートetc.
東商の認定するプロのカラーコーディネーターにおまかせください!

認定講師の依頼のしかた

依頼内容・期間・勤務地・報酬・担当者連絡先を、メールで送信ください。表題に「認定講師へ仕事依頼」と入力をお忘れなく!
送付先はこちらpalette@tokyo-cci.or.jpまで。

東京商工会議所はいただいた内容をそのまま候補地の登録認定講師へメールいたします。
(その後のやりとりは、認定講師と直接お願いすることになります)

認定講師一覧がご覧になれます。

 
プレゼント
【1】3名様に:季刊「流行色」2018年冬号No.595:一般財団法人 日本流行色協会/発行:定価 1冊6,000円+税/年間購読(年4回)20,000円+税

   季刊「流行色」は、カラートレンドの専門誌です。ファッションのみならず、工業製品、インテリア関連、メイクアップなど様々な分野のトレンドカラー予測情報を中心に、各種展示会の動向やマーケットのカラー動向分析など、色に関する情報を掲載しています。カラーのプロになりたい方、いち早く時代の方向性をつかみたい方にとって貴重な情報源になります。
今回2019年12月に発行された「流行色」2019年冬号No.599を抽選で3名様にプレゼントいたします。ぜひご応募ください。

内容
2020年秋冬カラートレンド(インターカラー、JAFCAカラー)
2020年春夏海外デザイナーズコレクション(ヨーロッパ、ニューヨーク)
etc…

書籍紹介ページはこちら

【3】5組10名様:「ラウル・デュフィ」展観覧券

   「色とアート」でご紹介した「ピーター・ドイク」展(東京国立近代美術館)の観覧券をプレゼントします。

プレゼントお申し込み方法

郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレス、希望のプレゼント番号、Club Paletteの感想を明記の上、件名を「Club Palette プレゼント応募」として、東京商工会議所 検定センター Club Palette 事務局宛に、メールでご応募ください。

・応募用アドレス palette@tokyo-cci.or.jp
・締め切り:2020年3月6日(金)
・当選の発表は発送をもってかえさせていただきます。

Club Palette Vol.50
東京商工会議所 検定センター Club Palette 事務局
https://www.kentei.org/

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