カラーコーディネーター検定試験 Club Palette Vol.29
春を間近に迎え、色彩の世界もますます華やかに、そして豊かになってきました。新しい職場に、あるいは進学に、と人生の節目ともなる季節です。
カラーコーディネーター検定試験も今年の試験日が発表されました。
今号では、新たに特集を組み、認定講師の活躍ぶりを対談で掲載、COLOR TALKではノエビアさんに企業における色彩活用についてお聞きしてきました。  
【INDEX】COLOR TALK:Topix, Color Trivia/カラーの最前線を歩く/IMFORMATION:色とアート,おすすめセミナー情報/プレゼント/検定試験情報/事務局通信
COLOR TALK
TOPICS:“楽しい”をストレートに表現した
スズキ「ハスラー」のカラーがグランプリに ー優れたカラーの車両を顕彰する「オートカラーアウォード2015ー?
ハスラーの3色(エクステリアとインテリア)受賞
ハスラーの3色(エクステリアとインテリア)受賞
カ ラ ー デ ザ イ ナ ー の 江 口 奈 津 美 さ ん
カラーデザイナーの江口奈津美さん

   昨年12月、一般社団法人日本流行色協会主催により、優れた車両のカラーデザインを顕彰する「オートカラーアウォード2015」が東京・青海のMEGA WEBにて開催されました。
   ノミネートされた17のカラーデザインの中から、栄えあるグランプリに選ばれたのは、スズキ株式会社「ハスラー」の鮮やかな3色のカラーバリエーションです。
   この3色は、ハスラーの専用色として開発された、パッションオレンジ、サマーブルーメタリック、キャンディピンクメタリックのボディカラーと、それぞれホワイトルーフの組み合わせです。ひときわ目を引く高彩度カラーで、ルーフのホワイトがボディカラーの綺麗さをより引き立てています。
   またインテリアもダークグレーを基調に、インパネ部分やシートのパイピングにホワイトやボディカラー同様の鮮やかなカラーが使われ、ドアを開けたときに見えるカラーのコントラストにドキっとさせられます。
   受賞理由としては、「ワクワク、ドキドキさせるアクティブカラー!」という開発コンセプトどおりの、ストレートに楽しさが伝わる思い切りのよいカラーであったこと。また、カラーデザイナーが、さまざまな部署の人々を巻き込んで新しいカラーデザインに挑戦し、「楽しい!」カラーを実現できたことが高く評価されました。
   審査会でプレゼンテーションを担当したカラーデザイナーの江口奈津美さんによると、特にオレンジは開発の初期段階からSUVの魅力を表現するのに絶対欠かせない色としてイメージにあったということです。
   非常に個性的なカラーですが、昨年11月までに販売された台数のうち、この3色が3割を越えるシェアを占めすほど人気を得ました。「オートカラーアウォード」は今回から、未来の自動車の形が変化していくことを見据え、対象を自動車だけでなく「車道を走る車両」として広くとらえることとなり、二輪や三輪もノミネートに加わりました。今後はさらに魅力的なカラーが出てくることが期待されます。

Color Trivia: 色のよもやま話 No.18
ムーンライトブルー    今春夏ファッションでは、軍服のテイストを取り入れた「ミリタリー」が再び注目されています。ミリタリーを象徴するカラーのひとつに「オリーブ」がありますが、オリーブはどういう色かと問われると、人によってかなり認識が違っているようです。
   その原因にはオリーブという名のついた色名が数多くあることがあります。オリーブの実は成熟度に従って若いグリーンから熟した黒まで色が変化しますので、それぞれの実の色にちなんだ色名だけでも数多くあります。また砂埃をあらわす、カーキとの混同もあるかもしれません。
   一般的な「オリーブ」はJISによれば暗いグリーンみのイエローになります。灰みの「オリーブドラブ」はアメリカなどの軍用車両や戦闘服に使用されている色。暗い灰みのグリーンである「オリーブグリーン」は、ミリタリーファッションにはお馴染みの色でしょう。
   これらは地味で、ハードなイメージの色ですが、この春注目の「フェミニンさを加えたミリタリー」という相反する表現で、新たな魅力を放つでしょう。
カラーの最前線を歩く
橋本 実千代 Michiyo Hashimoto:カラーコーディネーター2級・3級認定講師
慶應義塾大学総合政策学部総合政策学科卒業後、大手精密機器メーカーにて営業職、経営コンサルタンティング会社にてトレーナー職を経験。子育てを経て、現在はメイク、ヘアアレンジの講師も務める。パーソナルカラー、メイク、ヘアアレンジの観点から女性が輝いていけるように、自宅サロンにて提案している。カラーを文系理系を超えたリベラルアーツであると実感し、知の交錯であるカラーの楽しさを伝えたいと考え活動中。
認定講師紹介
文化学園大学名誉教授・一般財団法人日本流行色協会理事
東京芸術大学油絵科卒業。繊維商社、デザイン研究団体を経て、1980−2004年文化女子大学にて色彩学の教鞭を取り、図書館長も兼務する。「日塗工JPMA1500色体系」「SCOT-DIC(繊維標準色体系)」「CCIC(東商H&TカラーチャートでJIS色名の原案)」等、色彩体系開発にも数多取り組む。著作も多数。
ノエビアのスキンカラースケール(奥)、合計30色、色相がピンク系、ナチュラル系、オークル系の3種類。
それぞれ明度で5段階、さらに彩度で2段階に分かれている。
企業における色彩活用
お客様に似合う色を診断するサービスを主軸にトータルビューティーを提案している株式会社ノエビア。シリーズ3回目は、認定講師の小宮千英さんが「ノエビアスタイル銀座」を訪ね、お似合いの色診断にどのようなツールを活用しているのか、について伺いました。NCCは採用されてから10年の実績があります。今回は、特別にNCCのシステム設計に携わった北畠先生を交えての取材となりました。
30色もあるスキンカラースケール
 ノエビアでは、お客様に似合う色を説明するBEST COLOR LESSONの際に、視覚に直接訴えかけるわかりやすいツールを使っています。
 NCC(ノエビア・カラー・コミュニケーション)と呼ばれるこのカラーシステムには、通常のパーソナルカラー診断とほぼ同じように、カラードレープなどのオリジナルツールがひと通り用意されてありますが、他にも、肌色を組み込んだヒュー&トーン265色体系やグラデーションスカーフがあります。
 なかでもお客様がいちばんびっくりするのが、スキンカラースケール。「30色もあるのね!」と多くの方が興味を示されます。通常、メーカーさんのスキンカラースケールは9種類とか6種類程度ですので、ヴァリエーションの豊富さが実感できます。
 ピンク系やオークル系のファンデーションというのは、よく見かけますが、どちらにも寄らない「ナチュラル系」があるのがノエビアのファンデーションの特徴でしょう。私にとってはこういった色相の展開が珍しく、「なるほど!」と思いました。
実はどれにも偏らない真ん中のタイプ・ナチュラルの肌色の人がいる
 実際にNCCのシステム設計に携わった北畠先生によりますと、「肌色スケールは、作るために相当の数のサンプル調査をしましたので、通常の肌でしたらほとんどを網羅しています。 そのうえ、これは塗装や印刷色紙ではなくプラスティック製ですから、洗うこともできます。そういうものは今までなかったように思います。集計をしていて面白かったのは、肌色が白くなるとピンクに寄っていくと思われがちですが、 実際は肌が明るくなると黄みに寄って彩度が下がる、暗くなると今度は赤みに寄って彩度が上がるのです。つまり肌色は、マンセルという色彩体系では明るいところから暗いところへ斜めに走るのです。 これを垂直に立ててスケールを作ってあります。だからNCC肌色体系ではマンセル体系がゆがんだ姿になります。そして色みをクール(ピンク系)、ナチュラル、ウォーム(オークル系)の3グループにしました。 通常のパーソナルカラーでは4タイプに分けますが、『どれにも偏らない真ん中の人が大勢いるはずだ』と私は考えていましたので、3タイプにしました。そうしたことでわかりやすく、実際には応用範囲が広がったと思います」とのことです。
 実際に、このスケールを使ってお客様を診断すると、「自分の肌色の一本だけ欲しい」と言う方も多くいらっしゃって、反響が大きいそうです。本来はツールとしてセットになっているのでご要望に応えられないそうですが、人気のほどがうかがえるエピソードですね。
より詳しい肌の色、メイクのお話など記事詳細はこちら
認定講師が教える!ワンポイントカラー検定!!

「5YRより黄みの色相では明度が高いものが多く、赤みの色相では明度が低いものが多い」

—1級テキスト第1分野ファッション色彩p.30掲載—

肌が明るくなると黄みに寄って彩度が下がる、暗くなると今度は赤みによって彩度が上がる、という文中の記述と一致していますね。併せて、1級テキスト第1分野ファッション色彩P.296〜298も併せてご参照ください。パーソナルカラーが日本に入ってきた当初からの経緯をよくご存じの北畠先生による貴重な考察があり、とても参考になります。
認定講師を活用してみませんか?
ショーウインドーでの季節感の演出、商品パッケージの企画、ファッションのコーディネートetc.
東商の認定するプロのカラーコーディネーターにおFまかせください!
認定講師の依頼の仕方

依頼内容・期間・勤務地・報酬・担当者連絡先を、メールで送信ください。
表題に「認定講師へ仕事依頼」と入力をお忘れなく!
送付先はこちら(palette@tokyo-cci.or.jp)まで。

東商はいただいた内容をそのまま該当地域の登録認定講師へメールいたします。
(その後のやりとりは、認定講師と直接お願いすることになります)

認定講師一覧がご覧になれます。

カラーの最前線を歩く
橋本 実千代 Michiyo Hashimoto:カラーコーディネーター2級・3級認定講師
湘北短期大学教授。初級簿記1・2、コンピュータ会計、中級簿記、原価計算論が主な担当科目。社会人になったときに役立つ、資格取得に情熱をもって学生の指導にあたっている熱血漢教授。学生が資格試験に合格したということがなによりの喜びという。
2級・3級のカラーコーディネーター検定試験認定講師
1級カラーコーディネーター(ファッション色彩、商品色彩、環境色彩)取得。

AFT認定色彩講師。東京カラーズ株式会社代表取締役。首都圏を中心にカラーコーディネーターとして多くの企業と関わり、色の提案を行っている。
湘北短期大学
1974年にソニー株式会社によって開設された短期大学。開設にあたり、ソニー創業者の井深大氏は、「自分で求め何処までも自分で追求して行くのが真の教育の姿ではないだろうか。実技を通じて智識のみでなく、世の中を活きて行く、人を率いて行ける人柄を身につける教育を私は大いに期待している」と、『私の期待する大学教育』で述べている。そして、その精神は今に受け継がれている。
カラーコーディネーター検定試験3級テキスト表紙
人生をもっと豊かにするカラーコーディネート
湘北短期大学では、2015年度から新たに「カラーコーディネーター検定」のための講義が設けられることになりました。4月からの新学期を間近に控え、カラーコーディネートの講義を取り入れた目的やその効果などについて、湘北短期大学の船越洋之教授と、講師となられる桜井輝子先生にお話を伺いました。
就職活動に活かせるカラーコーディネート
船越  現在、私が教鞭を取っている湘北短期大学では、実務を重視したカリキュラムを多く取り入れており、企業に就職してもすぐに役立つようにしています。例えば、簿記検定や販売士検定を設置しているところが特徴です。卒業生が職場ですぐに役に立つ知識を身につけていることは、各企業からも高い評価を得ていて、内定率も91.5%(2014年3月卒業生データ)を誇っています。
   2014年度に総合ビジネス学科のショップマネジメントフィールドの主任に就任したのを機に、一部のカリキュラムの見直しを行い、企業人としての実務的な知識を身につけるだけでなく、人として豊かな人生を歩んでいくためにはどのような知識がさらに必要か? 企業や学生のニーズにもっと応えられるようにしたいと考えました。
   そのような折に、厚木商工会議所で、「カラーコーディネーター検定」が行なわれていることを知りました。それまでにも簿記検定のことなどで、何度も厚木商工会議所には足を運んでいたのですが、カラーコーディネーター検定のことには気づきませんでした。
   もともとショップマネジメントフィールドには色彩の勉強をする色彩学という科目があり、その受講生に意見を聞いてみると、「あまりにも理論的過ぎて難しい」「資格が取れると思っていたが違ってた」「カラーコーディネーションだったら、ふだんの生活にも活かせる」「カラーコーディネーションは商品の陳列にも役に立ちそう」などという声が出てきました。そこで、彼女たちの意見を取り入れて、この色彩学の講義内容をカラーコーディネーター検定資格取得に全面的に変えようと考えたのです。
   さっそく東京商工会議所に連絡をして、「どなたか講師をご紹介いただけないか」とお願いしましたところ、カラーコーディネーター認定講師として幅広くご活躍なさっている桜井輝子先生をご紹介いただいたのです。
桜井   とても嬉しいお申し出でした。今まさに船越先生がおっしゃったように、商品の陳列をする際に、色の組み合わせをどう行うかで、売れ行きが違ってきます。カラーコーディネートはショップマネジメントには欠かせない要因です。そのお役に立てるというのですから、光栄です。
船越   ショップマネジメントフィールドでは、販売、営業、雑貨屋などの店舗経営の分野に就職する学生が多く、短大ということもあってか女性が大半なので、カラーコーディネートは魅力的です。女性は色に対する関心が強いですからね。
色を言葉にできるカッコよさが魅力
桜井  カラーコーディネートを身につけることで、さらに役立つのは、販売や展示といったビジネスの実務に携わる現場で、すぐに能力を発揮できる点です。たとえば、商品の陳列について、「かわいい感じに」「清潔感のある雰囲気に」「強烈な印象を与えるように」と要望されれば、すぐそれに応じた色の組み合わせができるようになるでしょう。
   色を提案する際に、「このピンクの色、かわいいでしょ?」だけでは、効果や付加価値を相手に説明したことにはなりませんので、色という感覚的な世界をロジックに置き換えて表現できるかどうかが、実務では問われます。
船越  なるほど。ちなみに、ここに3級のテキストがありますが、この表紙の色をロジカルに説明すると、どのようになるのですか?
桜井  この色は、「ピンク系」の、「ちょっと派手め」の、「かわいい色」です。しかし、このような説明ではどんな色なのか聞いていてもわかりません。これをロジカルに示す場合、たとえば色合いを示す色相は「10RP」。ちなみに、「R」はレッドの赤、「P」はパープルの紫のことです。色の明るさを示す明度は「4.5程度」で、色の鮮やかさを示す彩度は「12程度」などと説明することができます。これはマンセル表色系に基づいて色を表したものですから「10RP 4.5/12」と表記することができ、これが万国共通の色表示となります。
カラーコーディネートの魅力について詳細記事はこちら
 
INFORMATION
色とアート

象と鯨図屏風 伊藤若冲筆 六曲一双のうち右隻 寛政9年(1797)MIHO MUSEUM蔵
【展示期間】3/18〜5/10
Elephant and Whale Screens by Ito Jakuchu
Pair of six-fold screens(right-hand screen)Kansei 9 (1797) / Miho Museum

象と鯨図屏風 伊藤若冲筆 六曲一双のうち左隻 寛政9年(1797)MIHO MUSEUM蔵
【展示期間】3/18〜5/10
Elephant and Whale Screens by Ito Jakuchuz
Pair of six-fold screens(left-hand screen)Kansei 9 (1797) / Miho Museum

奥の細道図巻(部分) 与謝蕪村筆 一巻 安永7年(1778) 海の見える杜美術館蔵
【展示期間】4/15〜5/10
The Narrow Road to the Deep North Handscroll (detail) by Yosa Buson
An'ei 7 (1778) / Umi-Mori Art Museum

重要文化財 鳶・鴉図 与謝蕪村筆 双幅のうち右幅 18世紀 北村美術館蔵
【展示期間】3/18〜4/13
Important Cultural Property Kite and Crows by Yosa Buson
Pair of hanging scrolls(right-hand scroll)18th century / Kitamura Museum

−生誕三百年 同い年の天才絵師−若冲と蕪村

   江戸時代中期に活躍した天才絵師、伊藤若冲と与謝蕪村は、正徳6(1716)年、同じ年に生まれました。2人の絵師の生誕300年を記念して開かれる企画展です。

   個性も画風もまったく異なるように思われる若冲と蕪村ですが、40歳を過ぎたころから本格的に絵に取り組むようになり、老いてもなお、旺盛な創作意欲が衰えなかった点、京都に居を構えていた点、そして中国や朝鮮の絵画に深く影響を受けている点などが共通しています。

   若冲は、画箋紙を用い、吸湿性のすぐれた紙の性質を活かして、墨をぼかしても隣り合った墨同士が混ざらず、境目が筋のように白く残るのを利用した、「筋目描き」と呼ばれる技法で、 龍のうろこや菊の花の花弁を描きました。また「升目描き」といってモザイクアートの先駆けとなるような斬新な方法を用い、赤や白、深い黒など色彩による対比で、立体感を表現し、魅力あふれる花鳥風月を描いています。 さらに「裏彩色」という技法では、半透明の絹の特性を活かして、裏面にも彩色することで、色の見えかたを工夫しました。この彩色方法ではたとえば表に白、裏に黄土を彩色することで、金色に見えます。若冲は絵画へのあくなき探究心で、多くの興味深い作品を残しています。

   一方、与謝蕪村は、俳句と絵画を一枚の画面に描くことで、まったく新しい表現方法を生み出しました。蕪村は、俳諧にも絵画にも秀でた才能を持った今でいうところの、マルチアーティストの先駆けのような存在です。 柔らかく、味わい深い独特の画風が、多くの人から親しまれました。若冲がともすると絵に対し、マニアックでストイックであったと言われたのに対し、蕪村は、軽妙洒脱で俳句や絵に専心しながらも人生そのものを愛したと言われ、多くの人から俳画や水墨画は親しまれてきました。

   今回の対照的な2人の天才絵師の、興味深い作品を通じ、江戸の文化の豊かさと奥深さ、そして、心意気を感じたいものです。

プレゼント

※3組6名の方に本展覧会の招待券をプレゼント。
詳しくはプレゼント欄を参照ください。


白象群獣図 伊藤若冲筆 一面 18世紀 個人蔵
【展示期間】4/22〜5/10
White Elephant and Other Animals by Ito Jakuchu
18th century / Private Collection

おすすめセミナー情報
JAFCA色彩講座ベーシックコース
色彩の基礎知識から、商品に向けたカラー提案までを2日間で学べる実践向きの講座です。
日 時 2015年3月19日(木)〜20日(金) 10:00〜17:30(両日とも)
会 場 日本流行色協会会議室 (千代田区神田神保町)
主 催 日本流行色協会 (詳しくはこちらから)
PANTONE&JAFCAが考える “色の未来” —アメリカの色、日本の色—
有名な色見本メーカーであり、グローバルなカラートレンドを発信しているPANTONEと、日本のトレンドカラーの専門家であるJAFCAが、今後のカラーの行方について語り合います。両者によるトークセッションは、貴重な機会になります。
日 時 2015年4月8日(水)時間未定
会 場 文化ファッションインキュベーション (東京・渋谷)
講 師 PANTONE社ローリー・プレスマン& JAFCA大澤かほる
主 催 日本流行色協会 (詳しくはこちらから)
プレゼント

【1】3名様に:季刊「流行色」:一般財団法人 日本流行色協会/発行:5,000円(税別)
   季刊「流行色」は、カラートレンドの専門誌です。ファッションのみならず、工業製品、インテリア関連、メイクアップなど、さまざまな分野の先行きのトレンドカラー予測情報を中心に、世界で開催されるデザイナーズコレクションや、各種展示会のカラー動向、実市場におけるカラー分析など、色に関する情報を掲載しています。カラーのプロになりたい方、いち早く時代の方向性をつかみたい方にとって貴重な情報源になります。
   2014年12月に発行された「流行色」2014年冬号No.579を、抽選で3名様にプレゼントいたします。ぜひご応募ください。

内容

  • 2015年秋冬世界のトレンドカラー情報傾向分析
  • 2015年秋冬国内向けレディス、メンズカラートレンド情報(速報)
  • 世界各国の展示会情報
  • etc…

【2】3組6名様に:−生誕三百年 同い年の天才絵師−若冲と蕪村 ご招待券
「色とアート」でご紹介した展覧会のチケットをプレゼントいたします。

【3】1名様に:HV/C 基準色票 20色相簡略版
マンセル表色系をベースとした高い精度の色票です。初心者から専門家まで。学習教材からビジネス実務まで、色の判断や分析に最適なオリジナル色票です。

プレゼントのお申込み方法

郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレス、希望のプレゼント番号、CLUB PALETTEの感想を明記の上、件名を「CLUB PALETTE プレゼント応募」として、東京商工会議所 検定センター CLUB PALETTE 事務局宛に、メールでご応募ください。

・応募用アドレス palette@tokyo-cci.or.jp
・締め切り:2015年3月20日(金)
・当選の発表は発送をもってかえさせていただきます。

検定試験情報
2015年度試験日程について
第38回 カラーコーディネーター検定試験(R)  日程:3・2級
試験日:6月21日(日) 結果発表
第39回 カラーコーディネーター検定試験(R) 日程:3・2・1級
試験日:11月29日(日) 結果発表

⇒詳細はホームページにてご確認ください。

第37回カラーコーディネーター検定試験(R) 結果発表
2014年11月30日(日)に実施された第37回カラーコーディネーター検定試験の結果は、次のとおりです。
1級の各分野の結果は以下のとおりです
  合格者数(人) 合格率(%)
1分野 52 32.1
2分野 106 46.3
3分野 29 13.4
⇒模範解答はこちら
公式テキスト・問題集販売のお知らせ

2015年度の検定試験は公式テキスト・問題集に準拠して出題されます。テキスト・問題集の詳細は、ホームページにてご案内します。

⇒テキスト・問題集の詳細はこちらにてご案内いたします。

通信講座のご案内

カラーコーディネーター検定試験の通信講座を実施しています。詳しくは以下をご覧ください。

⇒通信講座のご案内はこちら

第3回カラーコーディネーター交流会が開催されました

昨年の10月25日(土)、多くの皆さまの参加を得て、交流会を開きました。
第1部は、「色彩の現場を探るシリーズ1」として、テキストの執筆者でもある資生堂の吉川拓伸氏による「COLOR IN BEAUTY」と題した講演会。第2部は、懇親会と、「色彩」に興味のある方、「色彩」に実際に携わり仕事をしている方などが集い、盛況でした。

第1部 講演会 第2部 懇親会
第1部 講演会 第2部 懇親会
カラーコーディネーター講演会 「色彩の現場を探る」シリーズ2

1月25日(月)、昨年の交流会に引き続き、講演会を開催しました。講師は、第1部は小森美穂子氏「ファッションカラーディレクションと商品企画事例」、第2部は、尾登誠一氏による「東京ゲートブリッジ&埼玉サッカースタジアムの環境色彩計画」。お二方ともテキストの執筆者で、「色彩」の真髄に触れる興味深いテーマと講義内容に、参加者は耳を傾けていました。

講演会の様子
講演会の様子
事務局通信
カラーコーディネーター検定試験

   色のもつ魅力。色の見え方の不思議さ・・・。
   今号のノエビアさんへの取材では、肌色への企業としてのあくなき追求に焦点を当てました。そして人の肌の色がこんなにもヴァリエーションに富んでいるのか、を実感し、メイクアップにおける「肌色」づくりの深淵に触れる思いがしました。見えている色と実際に肌にのせたときの違いも興味深いテーマです。
   色とアートにおける若冲の絵も、また、色へのあくなき挑戦といえます。
   筋目描きは、ポジとネガを反転させたみたいに、従来の描き方を180度変え、見え方を変えて、水墨画の概念をひっくり返しました。若冲は使う絵の具、墨、そしてそれらをのせていく画材に徹底してこだわったそうです。
   色がもたらす魔法と感動を、次号でもさまざまなかたちでお届けしていけたら、と思っています。

Club Palette Vol.30
東京商工会議所 検定センター Club Palette 事務局
http://www.kentei.org/

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