eco検定(環境社会検定試験)とは

eco検定で身につけた正しい知識を業務に活かす

株式会社十河サービス 代表取締役社長

十河 宏行さん

 

受験のきっかけ

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 1967年の創業以来、さまざまな業種のお客様の廃棄物の回収から運搬、処理、資源化までのトータルでの廃棄物処理サービスを提供しています。創業時から掲げる「どんな廃棄物もすべて資源化が可能である」という基本理念に基づき、社員が環境に関する知識や関連する法律などを正しく理解し業務に活用するという目的で、2016年からeco検定の受験を推進しています。

社員自ら課題解決に向けて行動

 社員一人ひとりの成長が会社の成長の源であると考えています。最近では、eco検定で得た知識をベースに、上司から指示を受ける前に自ら考え課題を解決しようとする社員が増えてきました。一例として、お客様の店舗に常駐している社員が廃棄物の再資源化をより進めるために分別方法に関する改善を現場で実践したことがありました。廃棄物の分別一つとっても、過去にこの分野で生じた国内の問題やそれに伴う法律改正の経緯などを知っているか否かで、社員の気づきや改善提案の深さに違いが出ると考えています。
 さらに、eco検定の合格が自信となり、自己啓発に継続して取り組んでいる社員や、eco検定の合格を契機にスキルアップに必要と考える検定や資格を会社に提案する社員が現れたことを頼もしく感じています。
 また、お客様とのコミュニケーションにおいて、eco検定への取組み状況やeco検定で得た知識を活かせることもあり、さまざまな場面でeco検定を役立てています。

eco検定の受験促進

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 社員に受験を促進する前に、まずは私が受験し、eco検定の内容や受験の意義を理解しました。その後、役職者、一般社員と受験を推進しています。受験促進開始から3年経ち、運転手や店舗常駐の社員など現場を担当する社員が多く受験、合格していることが誇りです。今では、社員がお互いに刺激し合い、合格者が講師となって勉強会を開催するなど、社員一丸となって合格に向けて取り組んでいます。

 eco検定への挑戦は会社にとって重要であることを社員に伝えるためにも、合格した社員に毎月資格手当を支給しているほか、受験料、テキスト代、試験会場までの交通費を全額会社が負担するなどのサポートを行っています。
 eco検定の推進により、社内に共通言語が生まれ、全社的に社内改革をしやすい風土が醸成されたように感じています。

eco検定の受験を考えている企業へのメッセージ

 全ての業種がeco検定で扱っている知識に関わりがあります。受験にあたっては、社員の「なぜeco検定を受験するのか?」という問いに対して、業務改善につながる、お客様との対話に深みが生まれるなどの自社独自の目的を明確にし、社員が前向きに受験に取り組めるような啓発が重要であると考えています。
 当社は小さな会社ですが、ESG投資が拡大し続けている現状を踏まえSDGsの責任を果たすためにも、eco検定を受験しないという選択肢はないと考えます。一緒にeco検定に挑戦してみませんか。

企業概要

会社名 株式会社十河サービス
所在地 東京都板橋区
設 立 1970年
資本金 4,000万円
売上高 19.6億円(2019年3月)
社員数 185名(2019年11月末)
URL 会社HP:http://www.sogoservice.co.jp/
社是・環境理念・環境方針・eco検定:http://www.sogoservice.co.jp/outline/idea/