東京商工会議所の検定試験とは?
~時代の変化・ニーズに適った検定試験を通じて、人材の育成と経済社会の発展に寄与する~
日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一。その渋沢が初代会頭となって設立されたのが東京商法会議所、現在の東京商工会議所です。東京商工会議所は「民の繁栄が、国の繁栄につながる」という渋沢の精神に基づき、商工業の発展、日本の発展のため、経営支援・政策要望・地域振興の3つを柱として活動しています。
東京商工会議所と検定試験の関係は1925年(大正14年)に創設された商業学力検定試験まで遡り、その後工業学力検定試験(1939年(昭和14年))、和文タイピスト技能検定試験(1950年(昭和25年))をはじめ、様々な検定試験を創設してきました。また、1931年(昭和6年)には珠算能力検定試験、1955年(昭和30年)には簿記検定試験(現在の日商簿記)を初めて実施し、今日に至っています。その背景には、日本経済の近代化や戦後復興からのさらなる飛躍に向けて、その担い手たる産業人材の育成が不可欠だったことがあります。