ビジネス実務法務検定試験とは

合格者の声

1級合格

小島 諒万さん

三菱化学株式会社
知的財産部

具体的事例への対応・対策の「根拠」をしっかりと説明する力がついた

実践的で横断的な法律知識を得たいと考えたのが受験のきっかけです。私は法律系学部出身で個々の法律ごとに知識を備えてきましたが、そうではなく個別具体的な案件ごとにどう対応していくべきかを学びたいと考えていたからです。

私の、ビジネス実務法務検定試験1級を受験にあたっての勉強方法は、1級公式テキストで事例に対する適応能力を養い、2級受験の際に用いた教材を知識・理論の補充のために用いました。また、1級試験は六法の持ち込みが許可されているので、必ず六法を参照することを特に重用視しました。具体的な事例への対策・対応を学びつつ、そこに適用される法律の原文を知ることにより、その対応・対策の「根拠」をしっかりと説明する力が付きました。
現在の主な業務は、知的財産関連の契約書の審査や作成を担当しており、知的財産関連法規を多く扱います。しかし、売買契約などの一般取引契約を取り扱うこともあり、独占禁止法などについてはコンプライアンス上当然留意しなければなりません。
1級受験にあたって多様な事例に接し、その中から自らリーガルリスクを抽出する訓練をしたことにより、知的財産以外の法分野に関する案件についても、対応・対策の「根拠」と自信をもって、その場で解決策を提示し、又はより慎重な解決策の立案が必要である旨を伝えることができるようになったと感じています。

(2014.1)