ビジネス実務法務検定試験とは

合格者の声

K・T さん

営業・販売部門
20代

1.受験された背景や受験にあたって期待したこと

現在、自動車部品メーカーの営業職として働いており、業務の中で契約や取引に関する法的知識が必要と感じる場面が増えてきました。特に、得意先との契約内容の確認や輸出関連の業務において、法律の基礎知識が求められると感じ、実務に活かせる知識を身につけるためにビジネス実務法務検定2級を受験しました。また、将来的にキャリアアップを目指しており、中小企業診断士の資格取得も視野に入れています。そのため、ビジネスに関わる法律の基礎をしっかり固めることを目的に受験しました。試験を通じて、契約や会社法、消費者保護に関する実務的な理解が深まることを期待していました。

2.勉強で得られた知識が役立った(役立ちそうな)場面やこの検定試験のおすすめのポイント

ビジネス実務法務検定2級で学んだ知識は、実務において契約書の内容を確認する際や、取引先とのやり取りで法的なリスクを意識する場面で役立っています。例えば、売買契約や秘密保持契約(NDA)の条項を確認する際に、契約不適合責任や解除条件についての理解が深まり、実務でのリスク管理がしやすくなりました。また、輸出業務に関連するコンプライアンスの知識も得られたため、国際取引の際に必要な視点を持てるようになりました。
この検定試験のおすすめポイントは、実務に直結する法律知識を体系的に学べる点です。単なる暗記ではなく、事例をもとにした問題が多いため、実際のビジネスシーンを想定しながら学習できるのが魅力です。特に、契約や会社法、消費者保護など、幅広い分野をカバーしているため、企業で働くすべての人にとって役立つ内容になっています。また、合格後に提供される成績表を活用することで、自分の強み・弱みを把握しやすくなり、さらなるスキルアップにもつなげやすいと感じました。ビジネスの現場で法律の基礎知識を持っておきたい方には、ぜひ受験をおすすめしたい試験です。

3.具体的な勉強方法や勉強する中で苦労したポイント

ー具体的な勉強方法ー
【公式テキストと問題集を活用】
まずは公式テキストを一通り読み、基本的な知識をインプットしました。その後、公式問題集を解きながら、知識の定着を図りました。
【模擬試験を繰り返し解く】
本番の試験形式に慣れるために、公式問題集の模擬試験を何度も解きました。最初は正答率が低かったものの、復習を重ねることで着実にスコアを伸ばすことができました。
【間違えた問題の分析】
間違えた問題は、単に答えを覚えるのではなく、なぜ間違えたのかを分析し、テキストで該当箇所を確認しました。特に、契約法や会社法の細かい規定は、具体的な事例と照らし合わせて理解するようにしました。

ー勉強する中で苦労したポイントー
【法律の専門用語の理解】
普段使わない法律用語が多く、最初はなかなか理解が進みませんでした。特に「契約不適合責任」や「詐害行為取消権」など、聞き慣れない概念が多く、意味をしっかり押さえるのに時間がかかりました。
【事例問題の読解】
単なる暗記ではなく、具体的な事例をもとにした問題が多いため、設問の意図を正しく読み取る力が必要でした。特に、契約や企業法務の問題では、「どの法律が適用されるのか」を正しく判断するのが難しく、何度も復習を重ねる必要がありました。
【条文の細かい違い】
似たような概念が多く、例えば「解除」と「取消」など、細かい違いを問われる問題が出てくるため、混同しないように意識しました。テキストを何度も読み返し、実際のビジネスシーンでどう適用されるのかを考えながら学習しました。
【改善点・アドバイス】
・法律用語は、一度で覚えようとせず、繰り返し問題を解くことで徐々に慣れる
・事例問題は、解答の根拠を必ずテキストで確認し、納得するまで理解する
・模擬試験を活用し、本番と同じ時間制限の中で解く練習をする

試験対策としては、早めに問題集に取り組み、理解を深めながら学習を進めることが重要だと感じました。

(2025.3)