公式テキスト・学習サポート

問題にチャレンジ!

試験問題例

問題

製造業を営むX社は、自社製品の製造に関し、製造業務における作業従事者の誤認識や誤動作といったヒューマンエラーの発生を防止するための対策についての検討会を実施した。次の①~⑦の記述は、当該検討会において参加者から提案された実施事項や注意事項の一部である。これらの事項のうち、ヒューマンエラーの防止対策として最も適切でないものを1つだけ選びなさい。

  1. 色のついたカードを作業工程表に置くことにより、作業経過を明確にし、作業の進捗状況を把握しやすくする。
  2. 業務遂行上の指示や表示に間違えやすい数字やアルファベットなどは使用しない。
  3. 随時、作業手順の見直しを行い、作業を補助するツールを導入したり、不要な作業を廃止すること等により、可能な限り、作業を簡易化するための措置を講じる。
  4. 作業従事者全員が安心して業務に取り組める職場を構築する観点から、業務を遂行する中で危険が生じたが事故には至らなかった事象(いわゆる「ヒヤリハット」)を経験した場合であっても、他の作業従事者に心配を掛けないように自分一人の心に収めておく。
  5. 類似部材について、作業工程の順番に従った配置をする。
  6. 必要な作業を実施したか否かをチェックシートを用いて確認し、行わなければならない作業の失念を防ぐ。
  7. 作業従事者の間での伝達事項は、文書を用いて伝達することとし、文書を用いて伝達するに際し、伝達者が文書の記載内容を口頭で読み上げ、被伝達者も当該内容を復唱する

解答

試験問題例

問題

マネジャーは、部下のメンタルヘルス不調を防止する観点から、労働者自身のストレスへの気づきを促し、ストレスの原因となる職場環境の改善を図ることが求められる。そのため、マネジャーは、労働安全衛生法66条の10第1項の規定による「心理的な負担の程度を把握するための検査」(以下、「ストレスチェック」という)に関する知識を有しておくことが重要である。「心理的な負担の程度を把握するための検査及び面接指導の実施並びに面接指導結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針」(以下、「ストレスチェック指針」という)によれば、ストレスチェックは、調査票を用いて、労働安全衛生規則52条の9に規定する項目について心理的な負担の程度を把握するための検査を行い、労働者のストレスの程度を評価するとともに、その評価結果を踏まえて高ストレス者を選定し、医師による面接指導の要否を確認するものとされる。次の①~④の記述のうち、ストレスチェック指針にいう「労働安全衛生規則52条の9に規定する項目」に該当しないものを1つだけ選びなさい。

  1. 職場における当該労働者の心理的な負担の原因に関する項目
  2. 業務遂行に要する専門的知識の修得状況に関する項目
  3. 職場における他の労働者による当該労働者への支援に関する項目
  4. 心理的な負担による心身の自覚症状に関する項目

解答