問題
製造業を営むX社は、自社製品の製造に関し、製造業務における作業従事者の誤認識や誤動作といったヒューマンエラーの発生を防止するための対策についての検討会を実施した。次の①~⑦の記述は、当該検討会において参加者から提案された実施事項や注意事項の一部である。これらの事項のうち、ヒューマンエラーの防止対策として最も適切でないものを1つだけ選びなさい。
- ①色のついたカードを作業工程表に置くことにより、作業経過を明確にし、作業の進捗状況を把握しやすくする。
- ②業務遂行上の指示や表示に間違えやすい数字やアルファベットなどは使用しない。
- ③随時、作業手順の見直しを行い、作業を補助するツールを導入したり、不要な作業を廃止すること等により、可能な限り、作業を簡易化するための措置を講じる。
- ④作業従事者全員が安心して業務に取り組める職場を構築する観点から、業務を遂行する中で危険が生じたが事故には至らなかった事象(いわゆる「ヒヤリハット」)を経験した場合であっても、他の作業従事者に心配を掛けないように自分一人の心に収めておく。
- ⑤類似部材について、作業工程の順番に従った配置をする。
- ⑥必要な作業を実施したか否かをチェックシートを用いて確認し、行わなければならない作業の失念を防ぐ。
- ⑦作業従事者の間での伝達事項は、文書を用いて伝達することとし、文書を用いて伝達するに際し、伝達者が文書の記載内容を口頭で読み上げ、被伝達者も当該内容を復唱する
解答
④