カラーコーディネーター検定試験とは

推薦者の声

赤木 重文さん

日本色研事業株式会社 代表取締役
一般財団法人日本色彩研究所 理事

カラーコーディネーターに期待すること

色彩が関係する分野は、環境、製品、情報など多岐にわたります。それらの分野で検討された色彩は、モノや空間を評価する重要な要因となるので、メーカーや設計会社などの企業評価に関係してきます。そこで企業同士の切磋琢磨になりますが、理想は異分野の企業が色彩を通してつながることによる、総合環境の向上をめざす社会構築です。そのためには、社会的な基盤整備が必要ですが、私はカラーコーディネーター検定試験による資格取得はこの基盤整備だと考えています。
また現在、製品製造業などでその工程に変化がみられ、これまでは一つの部署から次の部署にバトンタッチするリレー方式でしたが、最近では各部署の専門家が一堂に集まるプロジェクト方式に変わってきました。色彩も調査、デザイン、色彩管理、プロモーションの部署を超えて、チームでコミュニケーションすることの重要性が指摘されています。このコミュニケーション能力を育むのも基盤整備の一つです。