eco検定の広がり
エコピープル支援事業

エコピープル・アクションレポート

枝中 栄治

環境の意識啓発キャラクターで展開する活動が、SDGsの意識啓発へ

枝中 栄治

香川県

PROFILE

所属企業
有限会社零夢
活動エリア
日本全国
年齢
58歳
eco検定合格年
2016年7月(第20回)

01.自己紹介

香川県のデザイン会社で、2004年から弊社制作の「環境への意識啓発キャラクター運営」を担当しています。
環境問題への意識啓発をテーマに行っているキャラクター活動「未来環境防衛隊ドラゴンマン」は、2004年11月28日にステージデビューして以来、愛媛県、高知県、徳島県、岡山県、岐阜県、長野県、福井県、山口県、京都府で、環境への意識啓発を行うステージショーを展開しています。全国にある戦隊イメージのキャラクターの中でも稀有な、版権元から正式に活動公認を得て活動しているキャラクターです。私は主に、その脚本制作をしています。
時には地元のキャラクターの力を借りて、その地域その地域に存在する環境問題に取り組む方々の活動を紹介しながら、身近に起きている環境問題への意識啓発を行なっています。

その主旨や活動内容から、香川県外から上演依頼をいただき実施を重ねた結果、
「2011年度グリーン・エネルギー・パートナーシップ特別賞」
「eco japan cup 2014ポリシー部門:環境ニューディール政策提言入選」
「2016年 環境省第4回グッドライフアワード実行委員会特別賞」を受賞しました。


ショッピングモールでの環境への意識啓発ショー

02.eco検定へのきっかけ

環境省の「グッドライフアワード実行委員会特別賞」の受賞を知ってくれていた東京の方にお会いした時、その方がeco検定合格者だというお話を聞き、初めてeco検定の存在を知りました。環境への意識啓発キャラクターの運営を担当している私も、環境社会検定試験(eco検定)に合格しないわけにはいかないと、受験することを決意しました。東京で受験しなければと思っていたが、地元でも受験できることを知り、早速受験し、合格できました。

03.エコピープルとしての活動

2022年に、次代を担う子どもたちが、持続可能な社会、時代へと変化させていくための知識や意欲、そして行動力を育んでいくことを目的とした教育イベント「SDGs体験学習ツアー」にて、環境テーマのアトラクションを立案しました。SDGsのゴール目標と企業の取組みの共通点、共有点を見出して制作した脚本が採用され、2022年10月に上演実施となりました。

「悪い奴らをやっつける、俺たちがこの街の環境を守るヒーローだ!」という概念は全くなく、地道に地元に根付いた環境改善に取り組む活動を継続している方たちこそ“未来を守ってくれているヒーロー”であり、「君たちにとってのヒーローは身近にいるよ」と、子どもたちに気づいてもらうことに最も重きを置いて、脚本を書いています。

もちろん企業の取り組みも柔軟に取り入れています。
2022年の「SDGs体験学習ツアー」でのステージショーでは、住宅メーカーさんが庭に植える樹木について、里山の考え方を取り入れていることに着目した内容でステージショーを展開しました。実施後、更にSDGsへの意識啓発を取り入れた内容でのステージショー制作のご要望をいただきました。

04.今後の活動計画

SDGsキッズ支援プロジェクト2022
〜考えようSDGs!!暮らしと健康〜

これからの未来を担う子どもたちが環境に興味を持ち、理解を深め、自ら環境への配慮を実践することの手助けができるように、環境への意識啓発内容に本格的なアクションを交えたキャラクターショー作りに、引き続き取り組んでいきます。コロナウイルスの影響が大きかったこの4年間を乗り越え、イベント実施も回復しつつあるので、できるだけ活動範囲を広げていきたいと考えています。

また、新しい試みとして、フィルハーモニー交響楽団の方々とSDGsへの意識啓発をテーマにした、音楽コンサートに取り組む機会をいただきました。これまで行って来た我々の環境への意識啓発を、音楽コンサートでどう表現してお伝えすることができるのか。色々案を巡らせて提案したところ、フィルハーモニー交響楽団の方々のお力添えで、2023年7月に実現できることになりました。
未来環境防衛隊ドラゴンマンショーでは定番の「森が作る栄養が海を育む」こと、「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」を伝える内容で、馴染み深い音楽の生演奏を交えながら展開していくコンサートです。

05.社会へのメッセージ

出来るだけパネルやスライドを使ってわかりやすく

環境のことをテーマにキャラクターショーを行っていると
「地球の環境に悪影響を与える存在」=悪い怪人
「人間の味方をしてくれる存在」=正義の味方
という構図で環境問題の事例を扱いますが、その構図には収まらないことが多くあります。
例えば「環境保護」の立場から見ると「護岸工事」は「環境破壊行為」ですが、
「環境保全」の立場から見ると「川の自然をありのままに守る」環境保護活動は、人間の安全な生活を脅かす行為にも映りかねません。環境をテーマに行うショーでは、安直に「勧善懲悪でめでたし」は成立しないことを、やればやるほど実感します。
我々は、怪人が正論を述べ、それにキャラクターたちが悩み、困る。だから答えを一緒に探そう、というスタイルをとっています。
「環境保護」の立場で見るか、「環境保全」の立場で見るか、その当事者の立場によって物事の見え方が異なるので、子どもたちには、見る角度をいろいろ変えて見て、最大公約数を見つけて欲しいです。

 

06.eco検定受験者、学生へのメッセージ

環境問題の話題になった時、eco検定をきっかけに、企業や行政の方などいろいろな方と話す糸口になることがあります。
eco検定を通じて、共通の話題や価値観を見出したりして、相手との距離感や雰囲気がつかめたり、一気に距離が縮められたりする機会がありました。
案外身近な方でeco検定の合格者がいた時、その発見時に自分もeco検定の合格者だと、思いのほか和むこともあるので、eco検定を取得することは、共通の話題、会話のきっかけを生むことにもつながります。

※この情報は 2023 年6月7日時点での内容です。