- エコピープル名
- 浅野 智恵美
- 公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会
- 都道府県
- 愛知県
eco検定の広がり
エコピープル支援事業
パーム油による森林破壊や人権問題、紙、水産資源の減少、RSPO、FSC、MSC認証などの意味やエコラベルの情報が、消費者に十分伝わっていません。“What's earth burger?” 高校2年生に、ハンバーガーから見た環境問題とSDGsの関係を紹介しました。
消費には責任が伴います。商品を買う時に味や安さだけでなく、環境意識に基づく買い物を通し、未来のことも考えてみる。クイズや音声付動画を取り入れ、学びを深める工夫をしました。
プラスチックは生活に広く浸透し、利便性と恩恵をもたらしてきた一方で、マイクロプラスチックによる海洋汚染や生物への影響などの課題があります。将来世代の負の遺産となっています。個人・企業・行政などあらゆる主体が、プラごみを発生させない「入口対策」に取り組む必要があります。
大垣市役所との共催で開かれた岐阜県西濃地区生活学校研究交流会で、プラごみ問題を消費者の立場で考え、行動につなげる機会としました。
自治体から課題提起後、「ごみ問題を解決し循環型社会を実現するには?」をテーマに行った学生たちの議論をサポートしました。
今の学生は環境教育を受けていますが、大学構内に分別boxがないこと等から、弁当やお菓子の空き箱、文具、雑誌など全てレジ袋に詰め込み、ごみにしています。独り住まいの部屋は狭く、自治体のルール通りに分別できない学生もいました。グループ発表後、創造的な提案に各自が投票し、ごみを捨てる責任を考えました。
環境に配慮した意識に基づき各自が行動を変えれば、地球環境や自然の恵みとの関係性を築き直せると考えます。eco検定で習得した基礎知識と総合的な環境情報を活かし、持続可能な社会に繋げていけましたら幸いです。
このたびはありがとうございます。地球温暖化による気候危機や、コロナ禍で使い捨てプラスチック廃棄量が急増するなど、世界各国で環境問題が深刻化していると感じます。視野を広く持ち、研鑽を重ねていきます。
2000年から20年にわたり環境講座を実施されています。最近では「ハンバーガーから考えるSDGs」といったユニークなテーマを設定するなど、最新の課題を取り込み、アップデートし続けています。「学習機会を提供して終わり」ではなく、「環境配慮行動への変革」を促そうとする強い意思も感じました。コロナ禍で活動が難しい状況かと思いますが、持続可能なライフスタイルを実現すべく、今後の活躍に期待しています。