- エコピープル名
- 林 啓史
- 株式会社バスクリン
- 都道府県
- 東京都
eco検定の広がり
エコピープル支援事業
中小企業診断士として、創業を目指す方をバックアップする創業セミナーの講師をしています。講義をしていて実感するのは、創業を目指す人のほとんどが、環境やSDGsについての認識がないことです。そこで、講義の中で環境やSDGsについての重要性を認識できるようなカリキュラムにしています。同時にパーパス(事業の存在意義)についても、深く考えてもらい、新たなビジネスチャンスに向けてスタートを切ってもらっています。
毎年、㈱バスクリンのメイン工場が工業排水を流す瀬戸川及びその周辺の川を調査しています。2020年で4年目になります。主な計測はCODと流速。瀬戸川は一級河川のため、場所によってはかなり深い箇所もあります。そこで、胴付き長靴(よく釣り人が履いている胴まである長靴です)を履いて川の水を採取しますが、たまに溺れそうになります(笑)。
メンバーは㈱バスクリン、八千代エンジニアリング㈱、㈱村上開明堂の有志です。
入浴剤の研究者の職業体験を通じ、『水の大切さ』を学ぶカリキュラムになっています。
特に、わが国が水に関しては恵まれていて、水道の蛇口をひねると水が出る環境がいかに恵まれているかを小学生低学年を中心に講義しています。また、バーチャルウォーターについてのクイズを何問か出して、水と食べ物の大切さを講義しています。
我が国では、欧米諸国と比較して、まだ環境についての認識が足りないと感じています。
特に企業の中枢を担う世代にその傾向は顕著です。
その足りない部分を『eco検定』が補完していくと考えています。
常に環境に対して向き合って業務を遂行していたので、評価していただき感謝申し上げます。
コロナ下では一層環境について再認識がされており、eco検定の役割は一層高まります。今後もeco検定を推進していきたいです。
個人としての活動、勤務先での活動のいずれも高いレベルで行っていることを高く評価しました。コロナ禍においても、エコピープルとして、「Think glocally, Act locally」の考えを体現した活動の継続を期待しています。