- エコピープル名
- 小林 由紀子
- 特定非営利法人 e-plus 生涯学習研究所
- 都道府県
- 岐阜県
eco検定の広がり
エコピープル支援事業
「海洋プラスチック」をテーマに今までの水環境学習のプログラムにSDGsの視点を加えて進化させました。環境教育プロジェクトWET・WILDアクティビティを活用し①世界の水の循環を知る②「川を汚したのはだれ」のアクティビティと「川・人・海洋プラスチック」の関係を生き物から知る③「生き物と共生する川と生活を考える」ワークショップを行う。各回の授業を単独で活用できるように改善し気候変動と防災に繋ぐプログラムを開発しました。
岐阜県気候変動適応センターと共に「気候変動の現状、原因と適応策」について学ぶ教材を作り、実証しながら改良しました。アンケートでは子ども達は今の異常気象を「普通の状態」と捉えていることが分かりました。気候変動の説明は気象の基礎知識がないと理解は難しいようです。応用のテーマとして「見えない油ーパーム油」を取り上げ、森林破壊・生物多様性・食糧危機・気候変動等の環境問題の繋がりを知るプログラムを作りました。
「環境問題」を「いつでも、どこでも、だれでも」が学べる「生涯学習」の手法で学びたいと思いました。所属するe-plus生涯学習研究所はそのために作りました。社会教育施設では対象者の年齢や講座の時間は様々ですが、生涯学習の手法を使えば相手の目的に合った講座ができます。昨今、社会教育の1つのテーマとして「環境」が定着し公民館の常設の講座もできました。「やっとこの時代が来た」という気持ちです。
eco検定の報告書は自分の活動を見直すために必ず書いています。環境の情報は日々変わり、学習の内容や教え方のPDCAを回すためにこの報告書は大切です。今後も楽しく学ぶ環境学習の輪を広げていきます。
SDGsの視点を持った先進的なプログラムや教材やプログラムを開発し学校や市民講座で活用します。環境人材発掘のための体験や研修会の企画を行い、気軽に楽しく活動をする仲間を増やしていきたいと思います。
これまで学校や市民講座で環境学習を継続的に実施し、地域への影響度・貢献度が高く評価されました。教材やプログラム開発についても様々な要望やテーマに合わせられるよう工夫されています。 また、公民館では生涯学習として環境問題について学べるように取り組まれてきました。今後もご活躍を期待するとともに、小林さんのようなエコピープルをぜひ増やしていっていただければと思います。