エコピープル数/従業員数
eco検定の広がり
エコピープル支援事業
eco検定アワード
エコユニット
活動紹介
eco検定®普及活動
弊社には「私たちは紙創りを通してお客様と喜びを共有し、循環型社会に貢献します」という経営理念があります。この理念を実現するため、社員一人一人が地球環境問題についての正しい知識が必要であると考え、経営理念を刷新後の2008年からeco検定®の全社員合格を目指すようになりました。現在では約85%の社員がエコピープルとなりました。eco検定®に合格した人は、続けてサステナ経営検定3級も目指すようになり、こちらも50%を超える社員が合格しています。中にはなかなか合格できず複数回受験を繰り返す社員もいますが、勉強会などを開きフォローし合いながら、前向きに取り組んでいます。
男里川の自然を守る会
製紙会社である山陽製紙では、紙を創るのにかかせない水の供給源である男里川(おのさとがわ)を毎月有志で清掃しています。ゴミを拾うだけでなく、草刈りや、台風の後、土手に打ち上げられた土の片付けなどもします。魚や鳥の住みやすい環境をつくるために、地域の皆さまと協力して、毎月第二日曜日、朝8時から1時間ほど、活動しています。川の保全活動の一環として、年に1回大阪府岸和田土木事務所と合同での活動も実施しています。この取り組みは経営理念を刷新するのと前後して、16年間続けています。
牛乳パック再生企画
2022年4月から大阪府内の小・中学校における学乳パックの処理方法が変わり、牛乳納入業者側での引き取りができなくなり、学校で処理をすることが必要となりました。処理に困った泉南市の小学校から、出前授業で関わりのあった当社に相談がありました。当社では牛乳パックの洗浄設備やフィルムを分解する装置などがないため、基本的に引き取りは行っていませんが、小ロットでオリジナル再生紙を作る「オーダーメイド」という取り組みを行っています。こどもたちに資源を大切にすることを伝えたいという思いから、その技術を用いて、学乳パックを学校で使う再生紙にすることを提案し、画用紙やコピー用紙に再生して寄付しました。
環境に関する中長期目標、その中でのeco検定の位置づけ
2050年のカーボンニュートラルに向けて、SBTの目標を掲げ、2030年までにCO2の排出量を2020年度対比42%削減することを目指しています。Scope1-3に関して把握&削減するため、eco検定®で知識を付け、EA21などの活動を行いながら目標の実現を目指します。
受賞者コメント
2009年からeco検定®にチャレンジし始めて14年。 全社員合格を目指したいと考えています。 知識が増えればさらに知りたいことが増え、新たな挑戦につながります。 社員一丸となって経営理念の実現を目指します。
審査員コメント
既に社内の9割近くがエコピープルとなる中、社内での勉強会や「理念祭」での表彰など、従業員の一人ひとりの学びを会社全体で支え、盛り上げる取り組みも素晴らしく、アクションレポートからは、会社全体がいきいきと活動に取り組む雰囲気が伝わってきます。その他、コピー用紙のアップサイクルに向けた「PELP!」の会員数伸び悩みを、様々な強みを持つ異業種との連携や会員同士の交流や会員企業への訪問など、「つながり」によって乗り越えようとする取り組みは、ECOアクションに取り組む全国の中小企業にとっても参考になるものと思います。出前授業や地域環境保全など地域や学校との関わりも含め、今後さらに「つながり」の輪を広げていかれることを期待しています。