A・Wさん
医療業・保健衛生業
20代
1.受験された背景や受験にあたって期待したこと
受験するきっかけは、今年度から回復期配属となり、担当患者様の家屋調査へ初めて行ったときのことでした。初回は先輩と同行する形で家屋調査へ行ったのですが、先輩は患者様の家の中をみるなり、テキパキと迷うことなく福祉用具の提案をケアマネや家族様へ行っていました。その時の私はただ見てるだけしかできず、それと同時に自分の福祉用具に関する知識の無さに気づきました。それからも家屋調査へ行く機会が多く、福祉用具に関する知識をきちんと学びたい気持ちと、きちんとした知識を持った上で自分自身も福祉用具の提案をできるようになりたいという気持ちが強くなったので、受験することに決めました。また、他の先輩が同試験を受けて合格したことを聞いた時に、少しだけ興味を持ったので、いつかは受けてみたいと思っていました。
2.勉強で得られた知識が役立った(役立ちそうな)場面やこの検定試験のおすすめのポイント
この検定試験を受けてからも2.3回家屋調査へ行く機会がありました。受験前よりも、手摺やスロープなどを設置した後のイメージがつきやすくなっていたり、患者様の身体機能や家の環境に合った福祉用具をスムーズに選定することが出来ました。また、物理的な理由で家屋調査の実施が困難な患者様を担当することがありました。その患者様が退院後も自宅の浴槽につかって毎日入浴したいと希望されていたのですが、浴室が昔ながらの構造であったため、入浴動作の獲得は難しい状況でした。しかし、勉強で得た知識を利用して、適切な福祉用具を相談・提案したことで、入浴動作を獲得することができました。知識がなければ福祉用具の提案もできず、患者様の希望を叶えることもできなかっただろうと思います。本当に勉強で得られた知識が役に立ったなと実感した出来事でした。
3.具体的な勉強方法や勉強する中で苦労したポイント
毎日、一定ページ分はテキストを熟読すると計画を立てて、公式テキストの隅から隅まで熟読し大事なところにマーカーを引いて頭に入れていくことから始めました。一章または一節など区切りがいいところで、読んできたページを音読して更に頭に入れていくようにしました。また、一章終えるごとに一問一答の問題集で復習を行なっていました。受験1ヶ月前からは過去問を解き始め、間違えた問題はテキストで確認するようにしました。苦労したポイントは、法律がなかなか覚えられなかったことです。また、カタカナの単語などもなかなか頭に入らなかったので、まとめノートを作成したり書いて覚えるようにしていましたが、とても大変でした。
(2024.3)