上田 有紗 さん
大学生・大学院生
20代
1.受験された背景や受験にあたって期待したこと
作業療法士を目指す中で、リハビリテーションや自立支援だけでなく、患者さんが退院後に安心して生活できる住環境の整備や福祉用具の活用についても深く学ぶ必要があると感じていました。福祉住環境コーディネーター検定試験2級は、高齢者や障害者の方々の心身の特性や福祉住環境整備に関する知識を体系的に学べる検定であるため、自分の将来の実務に活かせると考え受験を決意しました。受験にあたり、特に期待したのは、住環境整備の具体的な進め方や相談援助の方法について実践的な視点を学べる点です。これにより、患者さんやそのご家族に対して、適切な住宅改修の提案や福祉用具の選定ができるようになることを目指しました。
2.勉強で得られた知識が役立った(役立ちそうな)場面やこの検定試験のおすすめのポイント
勉強で得られた知識は、作業療法において、以下のような場面で役立つと感じています。例えば、退院時の住宅改修を提案する際に、手すりの設置や段差解消など、高齢者や障害者の生活特性に応じた具体的なアドバイスができるようになりました。また、福祉用具の選定に関する知識も深まり、利用者一人ひとりに最適な支援を考える力がついたと感じます。この検定試験のおすすめポイントは、知識を体系的に学べる点と実務に直結する内容が多い点です。試験範囲には高齢者や障害者の心身の特性、リハビリテーション、自立支援などが含まれており、これらは現場で必要となるスキルを養う上で大変役立ちます。また、成績表で自身の理解度を振り返ることができる点も、学びを深める良いきっかけとなりました。作業療法士だけでなく、福祉や医療に携わる多くの方にとって、この資格の取得は現場での実践力向上につながるため、非常におすすめです。
3.具体的な勉強方法や勉強する中で苦労したポイント
勉強方法としては、毎日少しずつ時間を確保し、反復してアウトプットを行うことを意識しました。また、苦手な部分を重点的に復習するようにし、効率的な学習を心がけました。勉強する中で苦労したポイントは、法律の分野や、作業療法士として学ぶ機会が少ない建築分野の知識でした。そのため、図や事例を使ってイメージしながら学習したり、繰り返し復習することで少しずつ理解を深めていきました。
(2025.3)