福祉住環境コーディネーター検定試験とは

推薦者の声

池田 吉隆さん

医療法人社団 輝生会
教育研修局 部長 作業療法士

私が所属している法人には、2つの回復期リハビリテーション病院と3つの在宅センターがあります。それぞれに理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を配属しており、日々対象者のリハビリテーションに励んでおります。その内、福祉住環境コーディネーターの資格を有しているスタッフは60名程在籍しており、現場で活躍してくれています。

当法人では、回復期の病院、在宅総合ケア提供の拠点の何れにでも“生活”という視点で、“その人の目標”を考え、支援することを基本姿勢にしています。入院中から在宅生活をイメージするためには“その人の住環境”を知ることは必要不可欠な要素になります。また、退院準備として自宅に出向き、住宅改修のご提案することも度々あります。この場合、ケアマネジャーや施工業者が同席することもあり、よりよい住環境を提案するための意見交換を行っています。そこで役立つ共通言語として、この福祉住環境コーディネーターで学んだ知識が有効であると聞いています。

住環境を整備することでより長く在宅での生活が安心安全に過ごして頂けるようになりますし、介護者に対しても配慮を持って提案することにもつながります。

当法人のリハスタッフにとって福祉住環境コーディネーターのテキストは、バイブル的な本になりつつあり、更にはこの資格を取得することにより現場で役立つ知識と技術に繋がっていると考えます。

(2016.3)