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2級 試験問題例

問題

福祉住環境整備の実践的な進め方に関する次の①~④の記述の中で、その内容が最も不適切なものを1つ選びなさい。

選択肢

  1. 福祉住環境整備の目的は、現在、利用者本人ができる限り自立した生活ができるように支援することにある。福祉住環境整備は、将来の加齢や状態の変化までも踏まえて行うと、現在の生活が送りにくくなるおそれがある。福祉住環境コーディネーターは、あくまでも利用者本人の現在の心身機能や要望に応じて、住宅改修工事等を進めていくことが大切である。
  2. 福祉住環境整備のための現地調査の際、福祉住環境コーディネーターは、見落としやその後の追加依頼時に役に立つよう、整備予定個所と周辺の室内を撮影しておくとよい。写真は、介護保険制度による住宅改修申請時にも必要になるため、改修前と改修後にできる限り同じ角度で撮影しておくことが求められる。
  3. 福祉住環境整備の工期が長くなる場合には、工事着手前に、その間の生活をどうするかを本人や家族と相談しておかなくてはならない。たとえば、トイレの改修で、トイレが1つしかない場合、福祉住環境コーディネーターは、本人や家族が使えなくなる日数や時間を提示したり、使えないときの代用品について考えることも必要になる。
  4. 改修工事中、利用者本人または家族が、工事のついでに予定になかった修理等を施工者に依頼してしまう場合があるが、後で費用の支払いの際にトラブルになることが多い。福祉住環境コーディネーターは、本人や家族に計画外の工事を依頼された場合は連絡をくれるよう施工者に頼んでおく。

解答