問題
次の事項のうち、その内容が正しいものは①を、誤っているものは②を選びなさい。
- 1.契約当事者間において、債務者に債務不履行があった場合に債務者が債権者に支払うべき損害賠償の額をあらかじめ約定したとしても、民法上、当該約定は無効である。
- 2.企業は、その営業上の機密情報を第三者によって不正に利用されていても、当該情報を営業秘密として特許庁の登録を受けていなければ、当該第三者に対し、不正競争防止法に基づく差止めや損害賠償を請求することができない。
- 3.製造物責任法上、製造物に欠陥がある場合には、当該欠陥によって人の生命、身体または財産に損害が生じたときだけでなく、当該欠陥による損害が当該製造物についてのみ生じたときであっても、当該製造物の製造業者等は、製造物責任法に基づく損害賠償責任を負う。
- 4.著作権法上、実演家や放送事業者等は、自ら著作物を創作する者ではないため、他人の創作した著作物を利用するに際し、同法による保護は受けない。
- 5.買主Aは、売主Bに対して売買代金債務を負っている。Aは、Bに対して売買代金債務を弁済する場合、民法上、Bに対して、その弁済と引換えに受取証書の交付を請求することができる。
解答
1. ② 2. ② 3. ② 4. ② 5. ①