推薦者の声
川野 克典さん
日本大学 商学部 教授
日商簿記検定試験は、簿記・会計を学んだ学生にぜひ合格して欲しい試験です
日商簿記検定試験を推奨する第一の理由は、就職活動に有利に働くからです。企業からすると、合格者は簿記・会計の知識を有していることが保証されているので、安心して採用することができます。実際に就職活動を終えた多くの学生から日商簿記検定試験に合格しておいて良かったという声を聞きます。
第二の理由は、公認会計士や税理士といった国家資格への道が拓けるという点です。大学に入学して初めて簿記・会計を勉強した学生はまず3級に挑戦し、2級、1級と自分の学修の進捗に応じて日商簿記検定試験に合格して行き、国家資格取得に一歩一歩近づくことができます。
そして、最も重要な理由は、合格を目指して学修した知識や技能が社会に出て実際に活用できる点です。社会に出ると、様々な場面で意思決定が必要となりますが、経理部門でなくとも、営業部門等あらゆる部門の意思決定で簿記・会計の知識は不可欠です。
しかし、日商簿記検定試験は、大学の正規授業に出席するだけで合格できるほど簡単な試験ではないことも事実です。合格には、授業以外にも一定量の自主学修を続けることが必要となりますが、学生が合格するという明確な目標を持ち、学修を継続することは、集中力を養い、学修の習慣を身に付けることにも繋がり、簿記・会計の学修を超えた価値をもたらしてくれるでしょう。
(2014.3)