日商簿記検定試験とは

推薦者の声

小俣 光文さん

明治大学
経営学部 教授

学外の有効なシステムの活用によって
ビジネスパーソンとしての基礎を固める

明治大学経営学部はグローバルな視点から、組織における道徳的・法的に正当な富の創造について理解するとともに、それらを財務面から考察できる人材の育成を目指しています。

そのため、学部必修科目として、すべての学生に簿記論の履修を義務付けています。どのような経済主体であれ、日々の財産の増減・変化を記録・計算・整理して、その結果を報告する活動は欠かすことができません。とりわけ、合理的な経営を要求される現代の企業が経営活動の成果として公表する財務諸表を読み解く力を身につけることは経営学部の学生にとって必須であると考えているからです。

就職活動に役立てるため、公認会計士や税理士といった会計専門職試験の前段階として等、日商簿記検定試験を受ける学生の目的は様々ですが、検定試験に合格するためには、継続的な努力が必要です。こうした努力が簿記論で学んだ知識を定着させるだけではなく、勉強する習慣を身につける効果をももたらし、資格取得だけにとどまらない価値を学生に与えると期待しています。このため、明治大学経営学部では、1年生から4年生まですべての学生に日商簿記検定の受験料を補助し日商簿記検定資格の取得を奨励しています。

(2018.2)