eco検定の広がり
エコピープル支援事業

eco検定アワード

eco検定アワード2022

eco検定は、「環境と経済を両立させた持続可能な社会の推進に向けて、環境に関する幅広い知識を正しく身につけることができる」検定試験です。東京商工会議所では、新型コロナウイルス禍、そして、アフター・コロナを見据えた時に、eco検定の知識を活かした、SDGsに沿った活動がますます重要になるとの認識にもとづき、eco検定アワード2022を実施しました。「環境と経済を両立させた持続可能な社会」の推進に向けて、eco検定アワード2022ご受賞のみなさまの活動を参考にしていただけますと幸いです。

eco検定アワード2022審査委員長挨拶

ご受賞のみなさま、おめでとうございます。近年、SDGs、気候変動、生物多様性への取り組みが進んでいます。それに伴い非財務情報の開示への取り組みも制度化されつつあります。財務情報以外でも、自らが行っている活動を、精確に記録し、正しく評価し、比較可能にし、適切に情報開示することが社会的に要請されてきているといえます。まだ、オルタナティブデータ化はできていませんが、今後、活用できるようになれば、非財務情報の開示の重要性は増すものと考えられます。活動を行うだけではなく、データ化し、情報開示や情報発信をすることが求められる社会になってきているのかもしれません。

エコユニット部門で4組織、エコピープル部門で3名の方々が受賞されました。エコユニット部門ではイオンモール株式会社、エコピープル部門では佐藤秀樹氏が大賞を受賞されました。おめでとうございます。両者ともに昨年度の受賞からの活動の積み上げがあり、その内容も卓越したものでした。イオンモール株式会社は、生物多様性とサーキュラーエコノミーへの本格的な取り組みの推進が評価されました。佐藤秀樹氏は、SDGsの理念、理論、実践のすべての領域において、主体的な行動学習を行い、その全体をデザインしていることが評価されました。

両者に代表されますが、今回、受賞されたみなさまの卓越した活動実績はもちろんのこと、COVID-19の影響下で、困難を未来へのチャンスとして、コミュニケーション手法に知恵を絞り、自身の強みを認識し強化し、自身が持つリソースを活かし、自ら適切に情報開示と情報発信をし、さまざまな主体を結びつけるコーディネーター兼プロデューサーの役割を果たしていたことが評価されました。

受賞された方々に代表されるように、環境保全の意識と知識を持ったエコピープルのみなさまは、リスク社会において、今こそ、必要であり、持続可能な社会の実現になくてはならないものです。わたしたちは、そうなりたい未来への努力をたゆまず続けていくしかありません。eco検定アワードが、持続可能な社会を実現する仲間を応援することで、エコピープルの一人一人が、環境活動に継続して取り組むための励みと自信になり、その活動が広く社会へと「つながり」、持続可能な社会という人類の未来の実現へと「つながって」いくことを強く、願っています。

eco検定アワード2022審査委員長
鶴田佳史(つるた・よしふみ)
大東文化大学社会学部教授

受賞者のご紹介 エコユニット部門

受賞者のご紹介 エコピープル部門

eco検定アワード2022 審査委員会

(敬称略・順不同)

委員長
鶴田 佳史
大東文化大学 社会学部社会学科
教授
委員
井上 由美子
環境省 大臣官房総合政策課
環境教育推進室
室長補佐
委員
猪又 陽一
アミタ株式会社
チームマネージャー
委員
神田 修二
いであ株式会社
副社長執行役員
国土環境研究所 生物多様性研究センター長
委員
黒柳 要次
株式会社パデセア
代表取締役
委員
吉田 広子
株式会社オルタナ
オルタナ編集部 副編集長
委員
大下 英和
東京商工会議所
産業政策第二部長

 

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