eco検定の広がり
エコピープル支援事業

eco検定アワード

eco検定アワード2024

eco検定®は、「環境と経済を両立させた持続可能な社会の推進に向けて、環境に関する幅広い知識を正しく身につけることができる」検定試験です。東京商工会議所では、エコピープル(=eco検定®合格者)が試験で得た知識をアクションに繋げていくための支援事業の一環として、他の模範となる環境活動を実践したエコユニット(複数のエコピープルからなるグループ)の活動を称え、広く周知することを目的に、eco検定アワード2024を実施しました。 eco検定®の知識を活かした、SDGsに沿った活動がますます重要になるとの認識にもとづき、「環境と経済を両立させた持続可能な社会」の推進に向けて、eco検定アワード2024ご受賞のみなさまの活動を参考にしていただけますと幸いです。

eco検定アワード2024審査委員長挨拶

ご受賞のみなさま、おめでとうございます。近年、環境活動は、さまざまな主体による連携によるもの、環境・社会問題に複合的に取り組むものなど、多種多様なものとなってきています。持続可能な社会実現のためには、さまざまな主体とパートナー関係を構築し、維持、改善できることが重要であり、組織外への影響と波及効果を自組織が意識することが必要であるといえます。

eco検定アワードは、これまでも時代の変化とともに制度の変革を行ってきました。そして、今回、エコユニット活動の支援を強化するためにエコユニット部門のみを顕彰することとなりました。その理由は、環境活動が市民や社会に与えるプラスの影響と波及効果を重視したためです。もちろん、過去のエコピープル部門の受賞者の方々は、自らの活動だけではなく、周りの人たちと協力しながら環境活動を行っており社会への影響と波及効果はありました。しかし、さらに環境活動を強化するために企業や組織の活動に焦点を当ててエコユニット部門のみに集中することとしました。

本年は、大賞1組織、優秀賞2組織、奨励賞2組織が受賞されました。おめでとうございます。大賞の株式会社イトーヨーカ堂は、外部の認証団体と連携したキャンペーンの実施や持続可能な調達を目指していることが評価されました。

優秀賞の株式会社折兼は、他業界や学校等と連携した取り組みや、「エコNo.1企業の達成」をスローガンにエコピープルの人数を増やしていること。大和リース株式会社は、eco検定取得率が95%近くあることや、 生産から廃棄までのあらゆる段階において環境活動を展開していることが評価されました。奨励賞の植田油脂株式会社は、廃食油のリサイクルプロジェクトに熱心に取り組んでいること。トヨタ自動車九州株式会社は、自然環境保全に地域と連携して取り組んでいることが評価されました。

受賞組織に代表されるように、主体間連携の核となり、周りの主体と連携しながら環境活動を推進していくことが今後重要となってきます。エコピープルが集まったエコユニットは、主体間連携の核となることができます。eco検定アワードが、エコピープルの育成に「つながり」、持続可能な社会を実現する仲間を応援することで、その活動が広く社会へと「つながり」、持続可能な社会という人類の未来の実現へと「つながって」いくことを強く、願っています。

eco検定アワード2024審査委員長
鶴田佳史(つるた・よしふみ)
大東文化大学社会学部教授

受賞者紹介

eco検定アワード2024 審査委員会

(敬称略・順不同)

委員長
鶴田 佳史
大東文化大学 社会学部社会学科
教授
委員
中山 有宇子
環境省 大臣官房総合政策課
環境教育推進室
室長補佐
委員
猪又 陽一
アミタ株式会社
スマートエコグループ
グループマネージャー
委員
神田 修二
いであ株式会社
特任理事
国土環境研究所 生物多様性研究センター センター長
委員
黒柳 要次
株式会社パデセア
代表取締役
委員
吉田 広子
株式会社オルタナ
オルタナ編集部 副編集長
委員
大下 英和
東京商工会議所
理事・産業政策第二部長

 

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